本来、去年中に供養しなければならなかった話。
度々話題にしていた若手君が去年中をもってチームを離れることになりました。
とにかくチーム加入当初から何でも聞くを徹底していた彼ですが、
とにかく聞くことを最優先にしていたため、自分で調べることも、お客さんの意図も読み取ることも分からずにとにかく「聞く」ことを最優先にする。
それが明らかにお客様にとっても「どうでも良いこと(実装依存)」の事も聞こうとするのを全力で阻止したのは思い出です。
そもそも間近のプロジェクトではお客さんの許可無く自分の判断で実装することを禁止していたため、そういう考えになってしまうのは仕方が無いのだけれど、
その現場の方が、むしろ特殊と言うべきなのだろうか。
そう思わざるを得ないエピソードもありまして、
仕様が決まってないと許さないということ。
画面に表示される各パーツのサイズなどのスタイルが統一されておらず、「これではシステムで統一されていないので、お客様からクレームが入る!」と言い出たのである。
さらには、「これでは製造できない!」まで言いだして。
(はて?製造できないというのなら、それが決まるまで何をしているんだい?そういうこと言い出すんだったら自分で仕様を決めるためのたたき台などを作るべきでは???)
ちなみに、開発チーム構成として、お客様「某官庁」と、直接案件を受注してお客様対応や進捗管理や要件定義をメインとする「A社」、そして実際に開発を担当する「B社」「C社」があり、自分はC社のチームに所属している。
彼の言い分は画面パーツをB社とC社で共通化しないとダメということ。
結局仕様統一の為の資料を3日かけて作成し、それを全体のミーティングの議題に出したんだけど、それ以来何も進展がないまま現在に至ってます。
おそらく、「とりあえずリリースを優先して、何か言われたらリリース後の追加開発で対応」というスタンスだと思う。
結局何のための3日だったのかよくわからんかった。
だいたい、画面サイズに関しても当時の時点でB社とC社ですでに大きな差分があり、これから統一させるのは工数的に無理なので、そういう流れになるだろうというのは、なんとなく感じていた。
そして、最終的には自分の作業範囲を勝手に設定していることである。
例えば、製造を行うために、前提知識としてDB仕様を理解しないといけないんだけど、
DB関連の設計書を読んでないようにしか思えなくって、
とにかく、分からないからオイラに聞いてくるのである。
DB設計は詳細設計に含まれるので、製造時に必須の資料なのだが、資料の存在を知らないのか、そもそも見る気が無いのか、
資料を探そうとしないのか?と聞いたら、「それは自分の仕事じゃない」と言い出したので後者なのだろう。
で、この直後から荒れ出し、このプロジェクトから抜けたいと言い出したのである。
彼、ちょっと怪しいと思い出したのは、仕様に関して話したところ、最終的にA社に課題表を書いて確認しよう!という流れになったのですが、「課題表、自分が書くんですか??」と言い出したので、
ああ、彼の中では仕様周りは自分の仕事じゃないと考えていたんだろうと思う。
そもそもの話、自分の契約ではこのプロジェクトに従事するという内容なので、メンバー全員同じ契約内容だったら、仕様は自分の作業範囲ではない、という考えにはならないと思うのだが・・・。
こういう契約内容だったら、メンバーはプロジェクトを完結させるためにベストムーブを考えて行動する、もしくはタスクを振られるのだが、
そういう風に自分の仕事ではないと言われると、仕事を振る方も扱いづらい存在になるのではないかね?
そして、最終的にマネージャーと直接会話したけれども、彼の認識を変えることはできなかった。
結局、彼は彼の開発スタイルに合ってないと仕事が出来ないと言うことらしいので、マネージャー判断でチームを去ることになりました。
まぁ、これは仕方が無いよね。
ということで、去年最大をモヤモヤを供養させていただきました。