電子帳票保存法とは、
今はインターネットが当たり前の時代、
領収書とかのやりとりもインターネット上で完結させる動きも活発になってきていて、
それ全部紙に印刷したら面倒だよね。
ということで、こういう書類を電子データで保存してもOKにしましょう、という制度です。
電子データだけで無く、紙で発行された書類をスキャナで読み取ってデータ化したり、スマホの写真で撮影して画像データにしたり、というやり方もOKになります。
(この場合、ちゃんと文字が読み取れるように、というルールがありますが)
さらに電子データで保存するためにもルールが定められていて、
電子データに、国が認定した業者が発行するタイムスタンプのデータを付与する必要があります。
これによって、電子データの改ざんを防ぐ(防ぐというか、改ざんしたのがバレる)仕組みになっています。
では、タイムスタンプを利用するにはどうすればいいのか?
上にもあるように、タイムスタンプには、国が認定した業者のタイムスタンプを使用するルールになっています。
現在認定されている業者が3社あり、
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/top/ninshou-law/timestamp.html
料金を調べようにも問い合わせが必要ですが、ざっくり調べても、結構な金額になると思います。
はい、これらは法人向けのタイムスタンプサービスで、会計ソフトや取引管理ソフトの開発業者が契約し、それを開発サービスに組み込んで、一般ユーザーに提供する形になっています。
結論を言うと、こういう仕組みを自分で組み上げるとすると、タイムスタンプの利用にコストがかかりすぎて、普通にマネーフォワードなどの会計ソフトの利用にお金を払った方が安い、という結論になりました。
なので、普通に会計ソフトを使いましょう。
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