身近な物にも使われている相対性理論

再びこの本です。

いや、この本、物理について非常にわかりやすく説明されているので、読んでいて楽しいです。

そして、物理学の中でも難解なのが、相対性理論。

昔、授業で習ったことあるけど、当時は全く理解できなかったけど、今これを読んだら、どういう理屈なのかがわかったのです。

身近な物の応用例としてはGPS

ここまで正確に位置がわかるのは相対性理論の応用によって可能になっているです。

重力は時空の歪みによって発生している

ニュートンの万有引力の法則(質量がある物同士は引きつけあうという物理法則)がありますが、この中では、なぜ重力が発生するのかについては明かされていない。

それを論理づけたのが相対性理論。

時空の歪みとは、この本では、トランポリンの上にボーリングの玉を乗せているようなイメージとしています。

ボーリングの玉が地球だとすれば、その重さによってトランポリンの面が沈んでいると思います。

これが時空の歪みのイメージです。

ここにもう一個トランポリンの上にボーリングの玉を置くと、その重さによって、二つのボーリングの玉が引き寄せられると思います。

これが万有引力のイメージです。

時空の歪みから離れるほど時間の流れが遅くなる

例えば、地球上の時間の流れる速度と、地球の周りを回っている人工衛星の時間の流れは少し異なります。

人工衛星のほうが時間の流れが少し遅い。

とはいっても、ほんの数ミリ秒にも満たない微妙な誤差ですが。

GPSの位置測定では、電波の送信時間と到着時間の差分で測定しているのですが、このとき、時間の誤差を計算に入れないと、位置情報の計算結果が狂ってしまうのです。

そう考えると、GPSってスゴイよね。

この本は本当にオススメ。

物理学って難しいと思われがちですが、身近な物を例に取ればわかりやすくなるんですね。

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