前々からやろうと思っていた、プログラミングをレクチャーする記事を書きたかった。
なので、まずはC言語でやってみようと思います。
C言語はアプリケーションの世界では余り使われていませんが、ファームウェアやOSなどのハードに近い処理を行うところで、現在でも現役で使用されています。
それにC言語で身につけた知識は他の言語にも通ずる所が沢山ありますので、よりプログラミングの知識を身につけたいと思っているのなら、学んでいて損は無いです。
それではやっていきましょう。
使用するツールはVisual Studio 2017を使用します。
事前準備として、C++プロジェクトが使用できるようにします。
メニューから「ツール」→「ツールと機能を取得」を選択し、「C++によるデスクトップ開発」にチェックを入れます。
次にメニューから「ファイル」→「新規作成」→「プロジェクト」を選択して「Visual C++」のWindowsコンソールアプリケーションを選択します。
※「Windowsデスクトップアプリケーション」は何かとハードルが高いので、とりあえず今回は触れません。
そうすると、以下のようなソースコードが表示されます。
実は、この状態ですでにプログラムが出来上がっています。
実際に実行してみましょう。
メニューから「デバッグ」→「デバッグの開始」を選択してください。
こんな感じに表示されるはずです。
しかし、このコードはC++のコードで記述されています。
ですので、これをC言語のコードに書き換えます。
書き換える場所は以下の二箇所
書き換えたら先ほどと同じようにデバッグの開始をしてみてください。先ほどと同じ結果になるはずです。
それではこのコードの解説を行います。
#include <stdio.h>
stdio.hは標準入出力ライブラリを使用可能にするヘッダーファイルを適用する、という意味です。これを書かなければ、次に説明する「printf()関数」が使用できません。
標準入出力というのは「画面のコンソール」を差します。コンソール画面からキーボードの入力やコンソールに文字列を表示する、といった一連の機能をstdioライブラリで提供しています。
printf("Hello World!\n");
printf()は標準出力に文字列を出力する関数です。表示する文字列は()の中の「”」で括られた文字列です。
最後の「¥n」は改行を表しています。
次回はコンパイル、リンク、ビルドの話をしようと思います。