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この本はYahoo!ニュースで著者の左巻氏のインタビュー記事を読んで、
それをきっかけにAmazonで「ニセ科学」について検索して見つけた書籍です。
内容としては、これまでの事件や、身の回りの噂など、
本当かどうか怪しいことについて一つ一つ科学的根拠を出して否定している本です。
この本では人間を4つのタイプに分けていまして、
- 先覚者
- 素直な人
- 一般の人
- 抵抗者
先覚者は物事の重要性にいち早く気がつく人としていまして、いわゆる政治家やインフルエンサーなど、トレンドに敏感な人達が多いという認識。
素直な人は先覚者の情報を信じて拡散する人。
抵抗者はその内容に疑問を感じて根拠なしに信じない人で、学者やマスコミ関係者が多いらしいです。
マスコミ関係者には「?」と思いますが。
取り上げている内容としては、身近なものでは、
人工地震や反ワクチン、放射能を取り除くEM菌など。
EM菌は聞いたこと無かったけど、3・11の除染作業で真面目に取り上げられていたのは知らなかった。
個人的に関心があるのは無能薬と有機農法の話。
農作物は虫に囓られると、農作物は天然農薬を生成して虫に対抗しようとする。
この天然農薬は、農家が一般的に使う農薬より人体に悪いらしい。
(まぁ、虫食いの農作物なんて普通食べないよな)
有機食品と一般の食品では栄養価は変わらない。
むしろ、有機農法だと収穫量が落ちるので、日本の食を支えることが出来ない。
個人的には、有機にこだわるのであれば、自分で作れと言いたいです。
そして、最後に「なぜニセ科学に騙されるのか」というのを解説しています。
そもそも人間の思考的に、バラバラの出来事を組み合わせてそれっぽく仕上げれば簡単に信じてしまう、ということです。
非科学的な事でも科学的みたいにでっち上げれば簡単に信じてしまう。
人間って想像力豊かなんですね。
そして、健康系ニセ科学に騙されないようにするために気をつけることを記して本書は終了しています。
もし、健康のために大金を使っている人はカモにされている可能性が高いので、読んでおいて良いかもしれません。