https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191024/k10012146191000.html
Googleが量子コンピュータによって、従来のコンピュータを遙かに上回る性能を持つことを実証したと発表しました。
そもそも量子コンピュータって何でしょう?どういう仕組みで動いているのでしょうか?
いろいろと調べてみました。
量子コンピュータのメカニズム
従来のコンピュータは0と1の数字を使用して計算を行っています。
それに対して、粒子コンピュータは、0と、1と、0と1の重ね合わせた状態、という値を使用して計算を行います。
つまりはより多くの情報量を扱えるわけですね。
ただし、これを実現するにはハードウェアの問題がありました。
今回Googleができたこと
今回Googleは53個の量子ビットを持つ量子プロセッサを開発しました。
そのプロセッサを用いて特定の計算を行い、従来のスーパーコンピュータでは1万年かかるとされる計算を3分20秒で計算した、ということなのです。
このように、実際に計算させて計算速度が上がったという結果を出したのは今回が初めてなのです。
量子コンピュータ実現に向けてまた一歩進むことができたのです。
量子コンピュータによって何ができるか
こちらに綺麗にまとめられていました。
http://karapaia.com/archives/52236920.html
ますます想像していた未来の姿が見えてきたのかもしれません。
ビットコインが急落した訳
ビットコインが資産として価値がある一つの理由として、強固な暗号技術で守られていることがあります。
暗号を解読するには特定の鍵が必要となり、その鍵を何も無い状態から見つけ出すには、あらゆるパターンの鍵を使用して計算を行う必要があります。
もし、量子コンピュータが実現してしまったら、その暗号も簡単に解読できるのでは、という懸念があったためと考えられています。
まぁ、今のGoogleの量子コンピュータもまだ完成ではありませんし、量子コンピュータが実用化されれば、それを応用した強固なセキュリティが開発されるでしょう。
まだまだ実用化には先が長い
今回のGoogleの発表に対して、IBMなどがいろいろ指摘があり、また、解決しなければならない技術的な問題があります。
まだまだ量子コンピュータの開発は道半ば。
実用化される頃には、オイラは生きているでしょうか・・・