【今週の振り返り】現場に対して思うことがいろいろと。

元々はこのツイート。

いろいろ反響いただき、ありがとうございます。

これだけでは伝わりきらないので、いろいろ詳しく(身バレしない程度に)説明します。

今回登場するのは以下の3社。

  • A社:発注元
  • B社:発注先、委託元
  • C社:ソフトウェア委託先

A社はB社に商品開発を依頼し、B社は商品を開発し、A社に納品します。

で、B社は商品をパッケージとして納品するので、その中のソフトウェアの部分をC社に委託しています。

で、自分はC社に所属しています。

必然的に力関係はこんなかんじ。

A社>B社>C社

A社とC社は直接やりとりは無く、必ず間にB社を通しています。

伝言ゲームになるけど、B社で知らないことがA社とC社の間で決まる、という不幸な出来事は防げるでしょう。

その代わり、仕様書等のドキュメントに問題があった場合、解決に時間がかかりますが。

だからスペルミスや認識の齟齬など、なかなか仕様書に反映されないとおもう。

「常識で分かることは言わなくても作る・補正するのが当然」とどこかで思っているとも考えられます。

※そのせいでデプロイ後に間違いに気がつき、修正することもあった。

そしてもう一つ、我々C社が開発しているサーバとは別に、A社で開発しているサーバも存在しています。

これは製品を運用する際にA社の機密情報を使用するから、それを扱う部分はA社で開発する、というケースで、良くある事です。

で、ある日突然、A社が元々スケジュールに無い事を言い出しました。

「疎通確認だけ先にやりたい」

まだまだコーディングもスケジュール上完了していない時期である。(実際終わってない)

正直「そんなー」と思っても、力関係は上にある通りなので、B社とC社との間で「どうすればいつ出来るか」と言うことを話し合います。

で、この要求に対して、我々はとりあえず200 OKを返すだけのダミーを一応用意していますが、

コーディングではすでにAPI疎通のみ出来上がっている状態なので、「開発中の物を使おう」という話になり、

で、無事にトラブル発生。

疎通確認は出来たのだけれども、我々のサーバからの応答が想定と異なったので、いろいろクレームを受け、最優先で対応せざるをえなくなりました。

結局、もともと用意していたダミーに差し替えたんですけどね。

まぁ、そのクレームを元に追加開発が発生しました。

そのとき、自分は単体試験の真っ最中でしたが、

「少し余裕ができるかも」なスケジュールが「結構ギリギリ」な結果となりました。

そして現在に至る。

うーん、誰が悪いということは無く、みんな頑張っているんですが、

どうしても「どうにかならんかったか」とか思ってしまいます。