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【C#】Altseedを導入する

数独解析ツールをGUI化するにあたって、

まずはAltseedライブラリが使用できることを確認します。

まずは、以下のサイトからライブラリをダウンロード。

https://altseed.github.io/index.html

zipファイルを解凍すると、ドキュメント、ライブラリ本体、サンプルプログラムなどが入っています。

基本的にドキュメントの中にあるイントロダクションを参照すれば良いのですが、内容が古いのか、この通りにやっても上手くいかないので、手順をまとめておきます。

あ、開発環境はWindows10、Visual Studio 2019です。

まず、Visual Studio 2019を立ち上げでプロジェクトを新規作成します。

作成するプロジェクトの種類は.NET Frameworkのコンソールアプリです。

プロジェクトを作成したら、参照の追加で、Altseed.dllを追加します。

Altseed_core.dllは、たぶんネイティブのDLLなので、C#から参照できません。プロジェクトをビルドした後、実行ファイルと同じフォルダにコピーしてください。

サンプルプログラムは以下の通りです。

using System;
using System.Collections.Generic;
using System.Linq;
using System.Text;
using System.Threading.Tasks;

namespace sudokuGUI
{
    class Program
    {
        [STAThread]
        static void Main(string[] args)
        {
            // Altseedを初期化する。
            asd.Engine.Initialize("Empty", 640, 480, new asd.EngineOption());

            // Altseedが進行可能かチェックする。
            while (asd.Engine.DoEvents())
            {
                // Altseedを更新する。
                asd.Engine.Update();
            }

            // Altseedを終了する。
            asd.Engine.Terminate();
        }
    }
}

実行すると、こうなります。

【C#】【数独】数独解析ツールGUI化計画

さて、数独解析のアルゴリズム部分は完成して、大抵の問題は解くことができました。

これをもっと使いやすいものにしたい。

CUIではなく、GUIに。

C#はWindows FormsとかWPFというGUIがありますが、多分、これをそのまま使用すると、プルダウンリストが画面に大量に配置することになり、見た目が汚くなると思う。

そういうのは嫌なので、そういったコントロールは使用せずに、実現したいと思う。例えばゲームエンジンのGUIを使うとか。

C#でゲームエンジンというと、真っ先に思い浮かぶのはUnity。

でも、Unityは違うと思うんすよね。

Unityは3Dは得意だけど、2Dはあまり得意としていない(できなくは無いけど)

そこで思い出したのが、昔調べたゲームライブラリで、Altseedというライブラリがあります。

https://altseed.github.io/index.html

C++、C#、Javaで使用できるライブラリで、クロスプラットフォームでも使用できます。

もっと調べれば、他にライブラリがあるかもしれないけど、できることは大差ないので、これで行こうと思う。

今後はこのライブラリを使って数独解析ツールのGUI化に乗り出します。

【リリース】数独解析プログラム

ダウンロード(gitHub)

https://github.com/takishita2nd/sudoku/releases/tag/1.0.0

使用方法

> sudoku.exe [入力ファイル名] [出力ファイル名]

入力ファイル

例えば、以下のような問題があった場合、

以下のように入力ファイルを作成します。

カンマ区切りの9×9の数字を入力してください。

回答が入るところは数字の0を入力してください。

実行すると出力ファイルの最後に、以下の様に出力されます。

【C#】【数独】数独解析プログラム完成

前回までの状況はこちら。

前回の修正でほぼほぼ解析ロジックは完成したので、もうちょっと使い勝手が良いように、ファイル入出力とエラー処理に手を加えます。

まずは、いままで出力ファイル名が固定化されていたので、コマンドの第二パラメータに出力ファイルを入力するようにします。

具体的には、ファイル入出力が一つのstaticクラスで行っていたのを分割します。

入力ファイルの読み込みは、最初の1回しか実行しないので、staticクラスで、出力ファイルは何度も使用するので、通常のクラスで定義し直します。

出力クラスのコンストラクタで出力ファイル名を指定します。

    class FileOutput
    {
        private string _filename;
        public FileOutput(string filename)
        {
            _filename = filename;
            if (File.Exists(_filename) == true)
            {
                File.Delete(_filename);
            }
        }

        public void Output(Square[,] sq)
        {
            using (var stream = new StreamWriter(_filename, true))
            {
                for (int row = 0; row < 9; row++)
                {
                    for (int col = 0; col < 9; col++)
                    {
                        stream.Write(sq[row, col].GetValue());
                    }
                    stream.Write("\r\n");
                }
                stream.Write("\r\n");
            }
        }

        public void Output(bool[,] sq)
        {
            using (var stream = new StreamWriter(_filename, true))
            {
                for (int row = 0; row < 9; row++)
                {
                    for (int col = 0; col < 9; col++)
                    {
                        if (sq[row, col] == true)
                        {
                            stream.Write(1);
                        }
                        else
                        {
                            stream.Write(0);
                        }
                    }
                    stream.Write("\r\n");
                }
                stream.Write("\r\n");
            }
        }

        public void Output(int row, int col, int value)
        {
            using (var stream = new StreamWriter(_filename, true))
            {
                stream.Write("[{0},{1}] => {2}\r\n", row, col, value);
            }
        }

        public void Output(string text)
        {
            using (var stream = new StreamWriter(_filename, true))
            {
                stream.Write("{0}\r\n", text);
            }
        }

        public void Output(List<Square> list)
        {
            using (var stream = new StreamWriter(_filename, true))
            {
                stream.Write("候補 ");
                foreach (Square s in list)
                {
                    stream.Write("[{0},{1}]", s.Row, s.Col);
                }
                stream.Write("\r\n");
            }
        }
    }

メイン関数で出力ファイル名を取得します。

第二パラメータが無かった場合は、自動的に入力ファイイル名.outputというファイル名で出力させます。

        static void Main(string[] args)
        {
            // パラメータチェック
            if (args.Length < 1)
            {
                Console.WriteLine("usage : sudoku.exe [input file] [output file]");
                return;
            }

            // ファイルの存在を確認
            string filePath = Environment.CurrentDirectory + "\\" + args[0];
            if (File.Exists(filePath) == false)
            {
                Console.WriteLine("File not found.");
                return;
            }

            // 出力ファイル名
            string outfile = null;
            if (args.Length == 2)
            {
                outfile = Environment.CurrentDirectory + "\\" + args[1];
            }
            else
            {
                outfile = filePath + ".output";
            }

            var sq = FileRead.OpenFile(filePath);
            if(sq == null)
            {
                return;
            }

            Sudoku sudoku = new Sudoku(sq, outfile);
            sudoku.run();
        }

最後に、入力データのエラー処理を改善します。

具体的には、例えば、行と列が10以上あった場合、そして、数字以外の値が入っていた場合、数字が10以上入っていた場合はエラーで終了させます。

    static class FileRead
    {
        /**
         * ファイルからデータを取得する
         */
        public static Square[,] OpenFile(string filePath)
        {
            int[,] matrix = new int[9, 9];

            // ファイルを開く
            bool error = false;
            using (var stream = new StreamReader(filePath))
            {
                int row = 0;
                while (stream.EndOfStream == false)
                {
                    if (row >= 9)
                    {
                        error = true;
                        break;
                    }
                    string lineText = stream.ReadLine();
                    var val = lineText.Split(',');
                    if (val.Length > 9)
                    {
                        error = true;
                        break;
                    }
                    int col = 0;
                    foreach (var v in val)
                    {
                        int i;
                        if (int.TryParse(v, out i))
                        {
                            if(i >= 10)
                            {
                                error = true;
                                break;
                            }
                            matrix[row, col] = i;
                        }
                        else
                        {
                            error = true;
                            break;
                        }
                        col++;
                    }
                    if (error)
                    {
                        break;
                    }
                    row++;
                }
            }
            if (error)
            {
                Console.WriteLine("Illegal format.");
                return null;
            }

            Square[,] ret = new Square[9, 9];
            for (int row = 0; row < 9; row++)
            {
                for (int col = 0; col < 9; col++)
                {
                    Square sq = new Square(matrix[row, col], row, col);
                    ret[row, col] = sq;
                }
            }

            return ret;
        }
    }

そして、最終的にgitHubのようなソースになりました。

https://github.com/takishita2nd/sudoku

【C#】【数独】ログ出力を強化し不具合を探す

前回までの状況はこちら。

最新ソースはこちら(gitHub)

https://github.com/takishita2nd/sudoku

前回のソースでは、以下のような問題で解析が途中で失敗していました。

この原因を探るため、ログ出力を強化します。

まず、マスに値を入れるタイミングでログを出します。

次に、仮置きロジックを適用する時と、仮置き前に巻き戻しをする時に、それが分かるようにログを出します。

さらに、仮置きロジックを適用する場所をログに出力するようにします。

ここまでやって、 仮置きロジックを適用する場所を探す処理に不具合がある事が分かりました。

        /**
         * 仮置き対象のマスを抽出する
         *
         * squares マス
         */
        private List<Square> searchKariokiSquare(Square[,] squares)
        {
            List<Square> ret = null;
            for (int row = 0; row < 9; row += 3)
            {
                for (int col = 0; col < 9; col += 3)
                {
                    List<Square> temp = new List<Square>();
                    for (int i = 0; i < 3; i++)
                    {
                        for (int j = 0; j < 3; j++)
                        {
                            if (squares[row + i, col + j].isConfirmed() == false)
                            {
                                temp.Add(_square[row + i, col + j]);
                            }
                        }
                    }
                    if (ret != null) //←★ここ
                    {
                        if (ret.Count > temp.Count && temp.Count != 0)
                        {
                            ret = temp;
                        }
                    }
                    else
                    {
                        ret = temp;
                    }
                }
            }
            return ret;
        }

★の箇所で、ret=nullで、temp.Count = 0の時に、仮置きロジックを適用する箇所がない(ret.Count=0)となり、解析が終了していることが分かりました。

なので、★の箇所を修正します。

                    if (ret != null)
                    {
                        if (ret.Count > temp.Count && temp.Count != 0)
                        {
                            ret = temp;
                        }
                    }
                    else if(temp.Count != 0)
                    {
                        ret = temp;
                    }

解けました。

難易度★5の問題も解けるようになったので、大抵の問題は解けるようになりました。

もう少し動かしてみます。

【Laravel】【ホテル予約管理】解錠APIを追加する

前回までの状況はこちら。

最新ソースはこちら(gitHub)

https://github.com/takishita2nd/hotel-mng

さて、前回からだいぶ期間が空いてしまいましたが、

続きやります。(思い出すのに時間かかった)

今回は、前回メールに添付したQRコードに書かれた解錠コードを使って解錠する処理を実装するのですが、

実際に解錠を行うのは、外部のデバイスを使用する、という前提として考え、ここではデバイスに入力した解錠コードをサーバに送信し、照合結果を返すAPIを実装します。

このAPIのレスポンスをデバイスが受信して、デバイスが実際に解錠を行います。そういう想定で実装します。

まず、APIのルーティングを作成します。

routes配下のapi.phpに以下を追加します。

Route::group(['middleware' => ['api']], function(){
    Route::post('/unlock', 'Api2Controller@unlock');
});

なぜ、今までのようにweb.phpではないかというと、web.phpには

Auth::routes();

がかかれてあり、ログイン状態でアクセスしなければAPIは受け付けられません。

デバイス側にログイン状態というのは意識できないので、この制約が入らないルートに設定しなければなりません。

では、コントローラーを作成します。

<?php

namespace App\Http\Controllers;

use Illuminate\Http\Request;
use Illuminate\Support\Facades\Log;
use App\Repository\RegisterManagementRepository;
use App\Repository\RoomRepository;
use App\Repository\UserRepository;

class Api2Controller extends Controller
{
    public function __construct()
    {
        $this->registerManagement = new RegisterManagementRepository();
        $this->room = new RoomRepository();
        $this->user = new UserRepository();
    }

    public function unlock(Request $request)
    {
        \Log::debug(print_r($request->input('number'), true));
        \Log::debug(print_r($request->input('room'), true));

        $registers = $this->registerManagement->getItemsByDate(date('Y-m-d'));
        if(is_null($registers) == false)
        {
            foreach ($registers as $register)
            {
                $room = $register->rooms()->first();
                if(is_null($room) == false)
                {
                    if($room->id == $request->input('room') &&
                        strcmp($register->lock_number, $request->input('number')) == 0)
                    {
                        return response()->json(['result' => true]);
                    }
                }
            }
        }
        return response()->json(['result' => false]);
    }
}

Api2Controller.phpを追加しました。

ApiController.phpでは、コンストラクタに

        $this->middleware('auth');

と記述しているため、これも上記と同じ理由で使用できません。

入力は部屋番号と解錠コードをjsonで入力します。

現在の日付から予約情報を取得し、部屋番号を解錠コードの比較を行い、一致したときにtrue、一致しない場合はfalseを返します。

思ったように動いているようです。

ただし、このままだと誰でもアクセスできてしまうので、セキュリティ的にガバガバ状態です。

デバイス情報を登録して、それも入力情報に含めるようにしましょうか。

次回やります。

北海道でも5Gサービスが始まるらしい。

元ネタはこちら

https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1241563.html

ドコモの公式発表によると、全国の特定スポットにて5Gサービスが提供されます。

https://www.nttdocomo.co.jp/area/5g/?icid=CRP_menu_to_CRP_AREA_5g

その中には北海道も含まれています。

しかし、本当にとあるポイント周辺に限られているので、いつでも5Gが使えるわけではありません。

では、北海道ではどこで5Gが使えるのか。

PDFファイルにも書いてあるのですが、

  • 札幌ドーム( 観客席、ドーム前広場周辺 )
  • JR札幌駅( 南口広場周辺、北口(東)周辺 )
  • 札幌駅前通地下広場 ( 北大通交差点広場(西)周辺 )
  • 大通公園西12丁目広場
  • 大通公園西9丁目広場
  • 一部のドコモショップ店内

本当に特定ポイントやね。

5Gを利用するためには、対応端末が必要です。(知ってると思うけど)

全国で使用できるには、少なくとも1年は待つ必要はあります。

なので、今焦って買う必要は無いと思います。

5G試せる人は一部のガジェットマニアぐらいか・・・

【Laravel】まっさらな状態のLinuxから環境構築

この記事、定期的にアップデートしていこう。

MySQLのセットアップ

composerのインストール

$ sudo apt-get install composer

phpの足りないモジュールをインストール

$ sudo apt-get install php7.2-mbstring
$ sudo apt-get install php7.2-xml
$ sudo apt-get install php7.2-zip
$ sudo apt-get install php7.2-gd
$ sudo apt-get install php7.2-mysql

nginxのインストール

Laravelの設定

$ composer global require "laravel/installer"
$ cd /var/www
$ sudo chmod 777 html
$ cd html

リポジトリからLaravelのソースをclone

$ git clone リポジトリのURL
$ chmod 777 storage/
$ chmod 777 bootstrap/cache/

.envを作成して、設定を記入

$ composer install
$ php artisan key:generate

node.jsのセットアップ

$ sudo apt-get install npm
$ sudo apt-get install libpng-dev
$ npm install
$ npm run dev

データベースを設定

$ php artisan migrate
$ php artisan db:seed --class=実行するseederクラス

【Linux】mysqlをセットアップしたら躓いたので

忘れないようにメモしておく。

MySQLのインストール

$ sudo apt-get install mysql-server

rootパスワード設定

$ sudo mysql_secure_installation

問い合わせはすべてyを入力。

rootでログインを確認

$ sudo mysql -u root -p

MySQLにユーザーを追加

mysql> CREATE USER 'user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'password'

ユーザーに権限を設定

mysql> GRANT all ON *.* TO 'user'@'localhost'